ミトコンドリアに必要な「還元型コエンザイムQ10」サプリメントが免疫力を高める!

  • 2016.05.04 Wednesday
  • 14:59

コエンザイムQ10ミトコンドリアの健康維持に必要不可欠です。

 

そのミトコンドリアとは、わたしたちの細胞内に100から3000ほど生息すると言われています。そのため、60兆もの細胞をもつ人間の体内には、少なくとも1京8000億ものミトコンドリアが存在していると考えられています。

 

しかも全てのミトコンドリアを足した重さは、体重の十分の一にも相当するといわれています。

 

そのミトコンドリアの仕事はATP(アデノシン3リン酸)と呼ばれるエネルギー通貨を生み出すことです。このATPは私たちのカラダの絶え間ない代謝に使われているため、ミトコンドリアの元気が失われてしまうと、代謝が鈍り、私たち自身の元気もなくなってしまうのです。

 

このあたりの詳しい説明に関しては、太田成男氏の『体が若くなる技術 ミトコンドリアを増やして健康になる』についての記事や、西原克成氏の『免疫力を高める生活 健康の鍵はミトコンドリアが握っている』についての記事をご参照ください。

 

そのためミトコンドリアを元気にするために、コエンザイムQ10が必要になってくるのですが、残念なことに体内のコエンザイムQ10は20歳を過ぎると次第に減少していってしまうのです。

 

それによって細胞のミトコンドリアによる代謝が行なわれにくくなるのです。またミトコンドリアの代謝の能力が落ちると、メタボをはじめとした生活習慣病の発症原因にもなっていきます。
 

コエンザイムQ10の免疫力効果とは?

 

ではコエンザイムQ10とは一体何でしょうか?

 

医学博士の永田勝太郎氏は『コエンザイムQ10の魅力』のなかで以下のように述べています。
 

 私たち人間が毎日健康に生きてゆけるのは、生体を構成している細胞が正しく働き、細胞がエネルギーを絶えず生産しているからです。各細胞は血液からブドウ糖や蛋白質や脂肪を受けとり、それを原料に、細胞の中のミトコンドリアという工場でエネルギーを作っています。しかも、36Ⅽ(摂氏)から37Cという体温で全ての化学反応を行っています。したがって、細胞内でスムーズにエネルギーが作られるためには、ビタミンやミネラル、また多くの酵素・補酵素が作用し、触媒が必要となってきます。コエンザイムQ10もそのひとつであり、いわば、ビタミンのような作用を持っていて、人間の生体を構成している60兆個の細胞ひとつひとつが正しくエネルギーを産生できるように働いています。(永田勝太郎 『コエンザイムQ10の魅力』 p28


またコエンザイムQ10の効果効能として、以下を挙げています。
 

  1. 代謝活性を高める作用(エネルギーを作る)
  2. 抗酸化作用(細胞等の錆を防ぐ)
  3. 血行動態改善作用(全身の血行の改善を図る)
  4. 抗老化作用(老化を予防する)
  5. 健康で長寿作用
  6. 向ホメオスターシス作用(生体の調節計を正常化させる)
  7. QOLを高める作用(生命の質を高める)
  8. 補剤としての作用(体力・気力を補う)
  9. 駆瘀血作用(血流のとどこおりを正す)
  10. 美肌効果    (永田勝太郎 『コエンザイムQ10の魅力』 p170より)

 

 

ちなみに永田氏は「老化予防や健康つくりには一般的に一日に、60〜100mg程度のコエンザイムQ10を摂取するとよい」としていますが、実際にコエンザイムQ10を100mg摂ろうとすれば、牛肉なら4.5kg、ブロッコリーなら14kg、イワシなら20匹以上を食べなければならないと言います。

 

しかしさすがにそれは大変なので、 コエンザイムQ10の補充にはサプリメントが効果的なのです。
 

 

コエンザイムQ10をサプリメントで摂るなら「還元型」

 

コエンザイムQ10をサプリメントから摂取する場合、大切なことは、「還元型」のコエンザイムQ10を選ぶということです。

 

コエンザイムQ10には「酸化型」と「還元型」があるのですが、体内の細胞がエネルギーを生み出しやすいのは「還元型」のほうなのです。

 

なぜなら「酸化型」は一度、還元型に体内で変換しなければならないうえ、加齢によってその変換率が下がってしまうため、せっかくコエンザイムQ10をサプリメントから摂取しても、「酸化型」の場合は多くが無駄になってしまうからです。

 

ちなみに、還元型コエンザイムQ10のサプリメントでおすすめしたいのは、コエンザイムQ10に関しては世界のトップメーカーであるカネカの「還元型コエンザイムQ10」です。

還元型コエンザイムQ10

カネカのコエンザイムQ10は「酸化型」ではなく「還元型」であるため、スムーズに体内で作用してミトコンドリアの働きとエネルギーの産生を助けてくれます。

 

実際、カネカの還元型コエンザイムQ10を一週間ほど摂取してみたところ、ミトコンドリアが元気になったのか、私自身の体調はかなり良くなりました。

 

また、永田勝太郎氏によれば、コエンザイムQ10のサプリメントは食後に飲むほうが吸収されやすいそうなので、実際に飲む場合は、必ず食後に服用することをオススメします。

毎日元気で過ごしたい方に還元型CoQ10

活性酸素が生じる原因とは?

  • 2015.07.21 Tuesday
  • 23:27
『体が若くなる技術 ミトコンドリアを増やして健康になる』 太田成男 著 サンマーク出版 その3

ストレスを感じた時や、激しい運動を行った際などに発生し、細胞を傷つけるために老化の原因になると言われる「活性酸素」はどのようにして生じるのでしょうか?

本書『体が若くなる技術』の著者である太田成男氏によれば、「活性酸素を生み出してしまう根っこの原因」とは、実はミトコンドリアが人間の体のいたるところで使用するATPというエネルギーを放出する物質を合成する際に、「電気エネルギーを使っているということ」なのだそうです。

「ミトコンドリアが効率よくATPを合成できるのは、食物をいったん電気エネルギーに変えて使っているから」であり、「極端な言い方をすると、食べ物は「電気の素」」なのだと言います。そして、「ミトコンドリアには、電子が流れ、巨大な電圧がかかる」のであり、活性酸素とは「電子と酸素が結びついた物質のこと」なのだとしています。

その活性酸素と呼ばれる物質は、三回変身するのだと言います。酸素が電子を吸収する毎に、「スーパーオキシドラジカル」、「過酸化水素」、そして格段に酸化力が強いとされる「ヒドロキシルラジカル」と、だんだん過激な活性酸素になっていくのだそうです。

この活性酸素は、ミトコンドリアがエネルギーを生み出す際に、一緒に発生してしまいます。このことに関して太田氏は「体が若くなる技術」のなかで次のように述べています。

「ミトコンドリアでは、「電子」と「食事」を利用してATPという物質を合成します。その際、電子はミトコンドリアを包む膜の上を流れていくのですが、その膜の上は平均台のように細く、ときどき電子がこぼれ落ちてしまうのです。
加えてミトコンドリアには、とてつもない電圧がかかるので、電圧が一瞬でも高くなったときには、どうしても電子がこぼれ落ちてしまいます。(中略)
このこぼれ落ちた電子が、近くにある酸素と結びついてしまったものが、乱暴者の活性酸素なのです。」(p107)

また、「エネルギーを作る際に順当にプロセスが進めば、電子はこぼれないはず」だとしていますが、わたしたちの体はそれほど完璧に作られているわけではないため、電子がどうしてもこぼれ落ちてしまうそうなのです。さらに、太田氏は「呼吸で取り込んだ酸素の一〜二%が活性酸素になっていると言われています。そして、ミトコンドリアの質の低下や、ストレスや早食い、急激な運動の開始や停止などによって過度な負担がかかると、もっと多くの活性酸素ができてしまう」のだと述べています。

その反対に「できるだけ電子がこぼれ落ちないようにすれば、それだけ活性酸素の発生を防ぐことができる」と言います。また、「電子がこぼれてしまうのは、急激に電子が流れたときと、電圧が高くなりすぎたとき」であるため、「電子の動きを抑えてやればいいということになり」、さらに、「電子は、栄養素(食物)からエネルギーをつくり出すときに動くものなので、エネルギーの生産を少し低下させてでも、電子のスピードを遅くすればいいということに」なるとしています。

ここで述べられている「エネルギー生産を少し犠牲にしても、電子がこぼれないように電圧を下げている状態」のことを、「マイルド・カップリング」というそうです。「そしてこのマイルド・カップリングの状態をつくり出すためには、ミトコンドリアの「量」が必要」なのだと言います(ミトコンドリアの量の増やし方については、こちらの記事を参照してください)。

その理由については、「ミトコンドリアの量がたくさんあれば、大量のエネルギーが必要になっても、ひとつのミトコンドリアにかかる負荷は小さく」なるからだと太田氏は述べています。

もし一〇〇個のATPが必要になった時、ミトコンドリアがひとつしかなければ、そのミトコンドリアがフル稼働して急いで作らなければならず、しかもその際に電子がこぼれ落ちる頻度も高くなり、その結果、活性酸素が大量にできてしまうといいます。しかし、ミトコンドリアの量が増えれば増えるほど、ATPを作る際のひとつあたりの負担が減るため、「電子の流れは安定し、マイルド・カップリングが実現する」のです。

メタボも予防してくれるミトコンドリアの増やし方とは?

  • 2015.07.21 Tuesday
  • 15:25
『体が若くなる技術 ミトコンドリアを増やして健康になる』 太田成男 著 サンマーク出版 その2

 人間のからだにとって必要不可欠なエネルギーを生み出しているミトコンドリアのはたらきは、「メタボ(メタボリックシンドローム)」を防ぐことに関係してきます。その理由は、メタボリックシンドロームとは、「代謝異常によって起きるさまざまな病的変化」であり、「ミトコンドリアの機能低下が原因で起こる、もっとも重大な病気のもと」だからです。「メタボ」について太田氏はこのようにも述べています。

「肥満を中心として糖尿病、高脂血症、高コレステロール、高血圧、動脈硬化といった病気を「代謝病」といいますが、これらがさまざまな形で組み合わさったメタボは、心筋梗塞、脳梗塞などの心臓や血管の循環器系統に異常を引き起こすから、大変重大な病気と考えなければいけません」(p117)

 さらに、その「メタボの解消・予防を目指すには、ミトコンドリアによる代謝を上げて、内臓脂肪を減らせばよい――これが現在わかっている唯一の方法です」としています。

 では、どうすればミトコンドリアの代謝を上げることが出来るのでしょうか? その方法はミトコンドリアの量を増やしてエネルギー代謝を活発にすることです。

 ミトコンドリアの量を増やす方法として、太田氏は4つのことを挙げています。

「マグロトレーニングをする」
「姿勢を保つ」
「寒さを感じる」
「空腹を感じる」



1、「マグロトレーニングをする」

 「マグロトレーニング」とは、簡単に言えば、ヒラメのような瞬発力のある筋肉ではなく、マグロのような持久力のある筋肉を鍛えるということです。ミトコンドリアは、体のなかでたくさんエネルギーを使う場所である「筋肉」に多く存在しているそうなのですが、自分でコントロールが出来る「骨格筋」のうち、瞬発力の強い「白筋」よりも持続力の強い「赤筋」のほうに多く含まれていると言います。

 そのため、赤筋を鍛える方法としてウォーキングやジョギングといった運動を行うことが大切なのだそうです。また、「最大心拍数の六〇%になるように抑えながら行うとちょうどいい具合に」なると言います。さらに、「少し強めの力、筋肉の八〇%くらいの力を出すこと」も、ミトコンドリアを効率的に増やす方法として有効であるため、ウォーキングの合間に軽いジョギングを行うなどして、少し強めの運動を採り入れることも効果的のようです。

2、「姿勢を保つ」

 「ミトコンドリアは、筋肉の中でも姿勢を保つための筋肉、もっと具体的に言うと、「背筋」と「太ももの筋肉」にたくさん含まれて」いると言います。そのため、「「背すじをのばす」ということが、ミトコンドリアを増やすために非常に重要な意味を持っている」のだそうです。

 また、姿勢が保たれるように背筋を鍛える運動として、日本舞踊やヨガや太極拳などが効果的だとしています。さらに太田氏は「むしろより大切なのは、運動中の姿勢よりも、普段の生活の中での姿勢」だとし、「背すじをピンとのばすように意識する」ことは、「持続的にミトコンドリアを増やすための、もっとも効果的な方法」であり、具体的なやり方のひとつだと述べています。

3、「寒さを感じる」

 実はミトコンドリアは「寒さ」を好むと言います。そのため、ミトコンドリアを増やすだけなら、「寒いところで、寒さを感じる」だけでも良いそうです。「寒さを感じることで、体は「エネルギーが必要だ」と感じます。するとエネルギーをつくらなければ生命活動ができなくなるため、ミトコンドリアを増やそうとする」と太田氏は述べています。したがって、「寒いところで運動をする」ことや「サウナに入った後に水風呂に入ること」などは、「風邪の原因にもなるので十分に注意」することが必要ではありますが、体を積極的に冷やすことはミトコンドリアを増やすことになるので、それらのことは「体が若くなるための極意とも言える」としています。

4、「空腹を感じる」

 アカゲザルを使った実験で、七〇%にカロリーを制限することは寿命をのばすことにつながることが判明したそうですが、「ミトコンドリアを増やすためにもっとも重要なことは、カロリー制限よりもむしろ、「空腹を感じること」なのです」と太田氏は述べています。その理由は「空腹になると体はもっとエネルギーをつくらなければいけないと認識するため、ミトコンドリアを増やしてエネルギーをつくろうする」からだと言います。

 そのため、「毎日、毎日、カロリー制限をしなくても、ときどき空腹感を味わう」ことや、「週末断食」などは「私たちの生活でも実行できる有効な方法」だとしています。また、「積極的におなかを空かせて運動することでミトコンドリアを増やすことができる」ともしています。

 しかし、「空腹を感じる」とはいっても、無理にカロリー制限をすることで痩せすぎることは、からだに良いとは言えないようです。内蔵脂肪を溜め込んだ「メタボ」は深刻な生活習慣病を引き起こしてしまいますが、コレステロールの少ない痩せすぎの人も、死亡率が高いそうなのです。実はこのことは年齢が関係しており、「メタボにより糖尿病になる平均年齢は約五〇歳、一方、やせすぎにより死亡率が高くなるのは、男性で七〇歳から、女性で七五歳」だと言います。

 したがって、太田氏は「六五歳以下では、食べ過ぎないことで内臓脂肪をため込まないようにし、生活習慣病にかからないようにする必要」があるとし、「六五歳を過ぎたら、無理に食べる必要はありませんが、栄養たっぷりの食事をとって体力をつけ、やせすぎによって筋肉が衰えないようにすべき」だとしています。また、「一見、矛盾するかに見える「やせすぎの予防」と「空腹の獲得」ですが、年齢を意識して生活に取り入れることで、体の変化にあわせた健康法となるのです」と述べています。

『体が若くなる技術 ミトコンドリアを増やして健康になる』 太田成男 著 サンマーク出版

  • 2015.07.20 Monday
  • 19:56
「体を若くする機能」をもつ「ミトコンドリア」とは?

人間の体はどのような場合に、衰えていくのでしょうか? 本書『体が若くなる技術 ミトコンドリアを増やして健康になる』の著者である太田成男氏によれば、実は体の衰えは、体の「エネルギーをつくる能力」に関係しており、体の「エネルギーをつくる能力」が低下することが、体が衰えてしまう原因なのだそうです。

反対に、「エネルギーをつくる能力」が衰えなければ、体の若さを維持することが出来ると言います。そして、そのエネルギーを生み出しているのが、「ミトコンドリア」なのです。

ちなみに「ミトコンドリア」とは、「私たちの細胞の中にあるひとつの器官で、細胞全体の一〇〜二十%を占めています。細胞によって一〇〇個から三〇〇〇個もの数が含まれている器官で、さまざまな役割を担って」いると言います。また、「その中でももっとも重要なはたらきが、体を動かしたり基礎代謝を促したりするための「エネルギー」をつくり出すこと」なのだとしています。

したがって、ミトコンドリアのエネルギーをつくる能力をいかに高く保てるかということが、体の若さを維持する鍵になってくるのです。そのため、体の若さを保つためには、ミトコンドリアの量を増やすことが必要になってきます。なぜなら、ミトコンドリアの量が増えれば増える程、多くのエネルギーが作られるようになるからです。

そうなるためには、適度に運動することが必要になってくると言います。もし「疲れるから、体力がないからと、体を休めてばかりいると、ミトコンドリアが極端に減り、エネルギーのつくれない「老いた体」になって」しまうのだそうです。

反対に、「ミトコンドリアの量と質を高める生活を意識しさえすれば、潤沢なエネルギーが体に生まれ、老化を防止するだけでなく、代謝も活発になり、体の機能は向上」すると太田氏は述べています。

それに加え、「最近の研究によって、ミトコンドリアが生み出すエネルギーの低下」が、認知症の原因の一つであることが判明してきたため、ミトコンドリアのエネルギーをつくる能力を高く保つことは、認知症の予防にも効果があると言います。

さらに太田氏は「普段から脳の血流量を増やし、ミトコンドリアのエネルギーをつくる能力を高く保っておくことが認知症に有効であることは間違いありません」としており、しかもそれだけではなく「脳のミトコンドリアが増えると、脳が使えるエネルギー量が増えるので、認知症を防止するだけでなく、集中力が増したり、発想力が豊かになったり、脳の機能全体がよくなります」とも述べています。

ところで、「体を若くする機能」には「ミトコンドリア」だけではなく、「活性酸素」の存在も関係してくるそうです。活性酸素は健康な細胞を攻撃して老化を促すことでよく知られていますが、「ミトコンドリアがエネルギーをつくる工場だとしたら、活性酸素はエネルギーをつくる際に出てしまう有害な排水もしくは排煙のようなもの」なのだそうです。
 

活性酸素を減らし、エネルギーを作り出すミトコンドリアを増やすことが老化を防ぐ。


また、活性酸素は酸化力が強いため、細胞の中のものを傷つけてしまうと言います。特に深刻なのは遺伝子を傷つけてしまうことであり、実は、「遺伝子の傷の蓄積」こそが、「老化の正体」なのだそうです。

その活性酸素はどういった時に生じるのかといえば、まず、「血液が流れていなかった状態から、急に血液が流れ酸素がミトコンドリアに入り込んだときにもっとも多く発生」するとしています。

つまり、「酸素がないとミトコンドリアはエネルギーをつくることができないので、いわば休業状態」なわけですが、「急に酸素が投入されると、余分な酸素が活性酸素」になってしまうというのです。

そのため、例えば「激しい運動を急にやめるとき」や「運動後に高濃度の酸素を吸うこと」、正座している時に「急に立ち上がろうとすること」などは、活性酸素を急激に増やす原因になるので、運動を止める時は「次第に酸素が消費されるよう工夫」することが大切だとしています。

もうひとつ「実際の生活の中で活性酸素を誘発する最大の原因はストレス」であると太田氏は述べています。その理由は、ストレスを感じた時、ストレスを打開しようとしてストレスホルモンが分泌されることで、血圧と血糖値が上昇し、私たちの体は臨戦態勢になるからだと言います。その臨戦態勢の状態は急激に運動を開始したときと同じ状態のため、活性酸素を生じさせてしまいやすくなるのだそうです。

活性酸素が細胞の中、特に遺伝子を傷つけてしまうのを防ぐには、日常生活の中で、活性酸素が生じてしまうのをなるべく避けることが重要だと思われます。それに加え、人間にもともと備わっている遺伝子の傷を修復する能力が使われたり、活性酸素を取り除く「SOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)」がたくさん作られたりするには、より多くのエネルギーが必要になるため、ミトコンドリアを増やしていくことが大切だと太田氏は述べています。

普段は「体温調節」や「呼吸」など、今を生きるために必要なことにエネルギーが使われているため、優先順位が低い遺伝子の傷の修復にまでエネルギーがなかなか回りにくいと言います。また、「ミトコンドリアの数が不足してしまったり、ミトコンドリアの質が悪く十分なエネルギーをつくれなかったりすると、どうしてもエネルギーは不足」してしまうそうです。

反対にエネルギーを十分に作る能力が高ければ高いほど、基礎代謝に加え、人間に備わっている老化を防止するシステムや遺伝子の傷の修復能力にもエネルギーが回るようになるとしています。

つまり、「「長寿のためのシステム」をきちんと機能させることができるかどうか、それはエネルギー製造工場であるミトコンドリアがたくさんエネルギーをつくってくれるかどうかにかかっているのです」。

免疫力の鍵を握るミトコンドリアとは?

  • 2015.07.17 Friday
  • 14:37
『免疫力を高める生活 健康の鍵はミトコンドリアが握っている』 西原克成 著 サンマーク出版 その3

 ミトコンドリアの働きが細胞の力を決定づけており、「その細胞の生命力こそが人の本来の免疫システムである」と西原克成氏は本書『免疫力を高める生活 健康の鍵はミトコンドリアが握っている』で述べています。ではそのミトコンドリアにはどのような働きがあるのでしょうか? 西原氏によると、


「一、ミトコンドリアは、各細胞のなかで半ば自立的に分裂・増殖を続けている。」

「二、食物として取り入れた糖や脂肪などの栄養素やミネラル・ビタミン・水素と、呼吸によって取り入れた酸素、それに酵素と補酵素が加わって、三〇〇種類ほどある全身の細胞がそれぞれに必要とするエネルギー物質のアデノシン三リン酸(ATP)をつくり出している。」

「三、ミトコンドリアは、新陳代謝の主役としては体温を一定に保ち、細胞のリモデリングを行い、細胞の同化・異化・運動の調節・老廃物の排出とともに老化を予防する働きを担っている。」



といった働きがあるそうです。また、


「一、細胞レベルの呼吸と消化により各細胞の新旧交代すなわち新陳代謝が正常に行われて、はじめて生命活動を支えるエネルギーが供給され、それによって生命エネルギーの渦、生命の渦が回転する。」

「二、新陳代謝には栄養と酵素、すべてのビタミンとミネラルと水が必須である。」

「三、新陳代謝には外から作用する適度な温熱エネルギーと太陽光が必須であり、重力作用から解放されることも必須である。」



と、しています。

 つまり、(西原氏によれば)生命活動とは、新陳代謝=「リモデリング」であり、「新陳代謝していることを生きている、あるいは生命という」ことが出来るのです。そして「生命力の強さとは、新陳代謝力の強さである」とも言えるのです。

 したがってミトコンドリアが機能低下すれば、生命活動のすべてに必須のATPがうまくつくり出せないため、細胞の新陳代謝も滞ってしまうのです。

 また、西原氏によれば、「これまでの医学では、新陳代謝の働きについては度外視してきた」と言います。

「これまでの科学や医学は、質量のあるもののみに着目し、物質とエネルギーの相関関係や細胞内のエネルギーの渦の原理を知らないまま、やみくもに研究を続けてきた結果、生命やその病気には太陽光や温熱、重力エネルギーが深く関与しているにもかかわらず、ステロイドホルモンや抗生物質、免疫抑制剤などといった薬や食品、栄養や水のみに着目した、トンチンカンな対応をしているのが現状なのです」(P184)

 免疫力を高める秘訣については、特定の薬品や栄養素ではなく、ミトコンドリアの存在が鍵を握っているは確かだと思われます。

『免疫力を高める生活 健康の鍵はミトコンドリアが握っている』 西原克成 著 サンマーク出版 

  • 2015.07.15 Wednesday
  • 18:51

免疫力とミトコンドリアの関係とは?

西原克成氏の『免疫力を高める生活』を読むと、一般に言う「免疫力」には、細胞内のミトコンドリアの存在が大きく関わっていることが分かってきます。簡単に言えば、ミトコンドリアの機能が低下することで、免疫力が低下し、その結果、様々な病気が引き起こされるようになるということです。

その「ミトコンドリア」とは一体何でしょうか? ミトコンドリアとは体の細胞のなかで呼吸している小さな器官のことです。人間の細胞はおよそ60兆個だと言われますが、「ミトコンドリアは、酸素呼吸をする生物には必要不可欠なもので、ほとんどの細胞のなかに含まれていて、生体の活動に必要なエネルギーを作り出しています」。

また、長さが0.5マイクロメートルほどの楕円形をしており、外はなめらかな膜で覆われています。内側はひだ状の構造になっており、「内側の膜の上には酵素が含まれていて、ここで酸素を利用して栄養素を分解しながら、「アデノシン三リン酸」(ATP)という化学エネルギーをつくり出しています」。さらに西原克成氏によれば、

「このミトコンドリアが産出しているATPという化学物質のもつエネルギーが、熱や電流に変換されて体温を維持したり、筋肉の収縮、神経活動、物質の合成や分解などに使われたりしている」と言います。つまり、「細胞のなかの発電機のようなもの」であり、「ヒトの体の細胞は、ミトコンドリアによって行われる新陳代謝により新たにつくり換えられ、生命を維持しているわけ」なのです。

このミトコンドリアの働きこそが、細胞のもつ生命力のことでもあるため、健康であるためには、ミトコンドリアが元気でなくてはならないのです。

しかし、人間には「構造的な欠陥」があるために、ミトコンドリアの働きを阻害する要因が生まれてしまったそうなのです。その「構造的な欠陥」とは、「しゃべることによって口で呼吸するようになってしまったこと」と「直立二足歩行によって重力の負荷が過大にかかってしまっていること」だとしています。

まず一つ目の口呼吸についてですが、鼻呼吸であれば肺に入り込む空気が適度に加湿加温されるうえ、有害物質なども鼻腔の細かい線毛によって取り除かれるのですが、口呼吸を行うと様々な弊害が生じるようになると言います。このことについて西原氏はこのように述べています。

「本来は呼吸器でない口で空気を吸うと、冷えて乾燥した空気が、いきなりのどの扁桃組織の温度を下げます。すると、のどに巣食う酸素を好む好気性菌が、扁桃のM細胞というところから白血球に取り込まれて体じゅうにばらまかれ、さまざまな器官や組織の細胞を汚染して細胞内感染症を発症します。その結果、感染した細胞内のミトコンドリアが働かなくなって生命力の低下を招くのです。こうして起きるのが免疫病です」(p29)

また、口呼吸だけではなく、冷たいものを食べたり飲んだりすることで、腸を冷やしても、似たような状態に陥ると言います。
 

 口呼吸と腸を冷やすことで何が起こるかというと、のどや胃腸の温度が体温の三十七度Cより一度下がると、冷血動物と同じように自動的にバイエル板のM細胞(腸管にある粘膜の扁桃隆起)から、のどや腸内ではほとんど無害の常在性の細菌が大量に白血球内に吸収されて血中をめぐるように体のしくみができているのです。
 体温が下がると、白血球は細菌を分解・消化する能力を失ってしまうため、白血球が運び屋となって体じゅうの細胞に細菌がばらまかれて、知らないうちに体のあちこちの器官の細胞内に感染症が起こって健康が損なわれてしまうのです」(西原克成『免疫力を高める生活』p33)


免疫力を高める生活

次に、二つ目の人間の直立歩行についてですが、これは血液細胞の新陳代謝である造血を骨髄で行わなければならなくなったことが関係してきます。西原氏は「古くなった血球が脾臓と肝臓でどんどん消化される一方、それを補うのが骨髄での造血の役目」であり、「造血は免疫力のかなめ」なのだとしています。

また、「骨はただ柱のような構造体として体重を支えているのではなく、血中の栄養と酸素を消費し、骨のなかのリン酸を消費し、エネルギーを使って筋肉で重力作用(引力)にさからって、造血をしながら全身を支えている」とも言います。

しかし四足歩行ではなく二足歩行の人間は、ほとんどの行動を直立した状態で行っているため、四足歩行の動物より多くのエネルギーを必要としており、その分、ポンプとしての心臓に負担がかかっているのだそうです。

つまり、立っている間は血圧を維持することと体重を支えることに、大量のエネルギーが筋肉で消費されてしまうことで、骨髄で造血する余裕が無くなってしまうということなのです。そして新陳代謝はあわただしく動いている時は普段よりもゆっくりと行われるため、代謝がうまくいかないことを指す免疫病にかかるリスクが高まってしまうとしています。

そのため、骨髄で造血が行なわれるためには、適度な「骨休め」が必要だと西原氏は述べています。この「骨休め」とはただ休んだり息抜きをしたりすることではなく、きちんと横になり、身体を伸ばして十分な睡眠をとることを意味します。睡眠不足だったり徹夜が続いたりすると、骨髄での造血があまり行われないため、新陳代謝が進まずに免疫力の低下を招いてしまうのです。

本書『免疫力を高める生活』を読んで分かったことは、免疫力はミトコンドリアによる細胞の新陳代謝に大きく関わっていることです。そして、その新陳代謝の妨げになることとして挙げられるのは、口呼吸と腸を冷やすこと、骨休めをしないことです。

 

したがって、免疫力の低下を防ぐためには、鼻呼吸を徹底して行う、冷たいものを避けて腸を温めるようにする、きちんと骨休めが出来るようなきちんとした睡眠を取る、といったことが重要になってくるのです。


『免疫力を高める生活 健康の鍵はミトコンドリアが握っている』 西原克成 著 サンマーク出版 2006年

 

 

免疫力を高める生活

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