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- 2018.06.13 Wednesday
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アフリカのお茶、ルイボスティーはアトピー性皮膚炎の改善に効果的だと考えられます。
以前、ルイボスティーは花粉症の症状緩和に効果的だという記事を書きましたが、アトピー性皮膚炎にも有効であるように思われます。
このように書くのは、 私自身が首にあるアトピーのかゆみに悩まされている際、ルイボスティーを飲んだら、どういうわけか皮膚の炎症が抑制され、かゆみが引いていったからなのです。
さらにそれからルイボスティーを数日間飲み続けたら、どういうわけかかゆみがそれほど起きなくなり、肌の調子も良くなってきたのです。同時にDHA・EPAサプリメントも飲んでいたので、そっちの方も体の内部からアレルギー症状を改善するのに働いたのかもしれませんが、それにしてもルイボスティーのアトピー性皮膚炎を改善する効果は高いように感じます。
実際、ルイボスティーは『アトピーを治す大事典』(帯津良一編)の中でも取り上げられており、「ルイボスティーはすでに南アフリカでも、皮膚の美容や健康によいお茶、アレルギーに効くお茶といわれていた」ようです。
特にルイボスティーには活性酸素を除去するSOD様酵素が含まれ、活性酸素の害を減らす抗酸化作用が強いと言われていますが、その抗酸化作用がアトピーのかゆみが起きてくるメカニズムを打ち消している理由なのかもしれません。
また、ルイボスティーに含まれている抗酸化物質(ポリフェノール)の「ケルセチン」には、皮膚のバリア機能を高める働きがあるとされており、SOD様酵素と共に美肌効果に最適だと言われています。
ところで、アトピー性皮膚炎の症状改善について、様々な意見が飛び交っていますが、アトピーを治すうえで大切になってくるのは、腸を冷やさないようにすることだと思われます。
医学博士の西原克成氏は『アトピーが治った!』のなかで、「アトピーとは、白血球に細菌やウイルスが入ることで起こる、微生物の細胞内感染症なのです」と述べています。さらに、
「また、冷たいものをとって腸を冷やすと、腸のパイエル板(小腸の腸壁にある扁桃リンパ節が集まった部分)が正常に働かなくなります。すると、パイエル板から大腸菌などの悪玉菌や、細菌、ウイルス、未消化のたんぱく質などがどんどん白血球に取り込まれ、血液を通してばらまかれ、体中の細胞内に入り込んでしまいます。そして、細胞内にあるミトコンドリアのための酸素や栄養を横取りしてしまいます。そのため、ミトコンドリアのエネルギーの産出がうまくいかなくなり、細胞の活動が低下して、内臓や組織の働きにまで悪影響を及ぼすのです」
としています。
つまり西原克成氏は、アトピーなどのアレルギー症状が起こる根本原因は冷たい飲みものやアイスを口にする習慣によって、腸を冷やすことだと述べているのです。
西原克成氏の著作である『免疫力を高める生活』を以前に取り上げたことがありましたが、この西原克成氏の意見はアトピー性皮膚炎を治していくうえで傾聴に値すると思われます。
そのため、なるべく冷たい飲みものやアイスクリームなどを口にする回数を減らし、代わりにルイボスティーを飲むようにすると、悩ましいアトピー性皮膚炎の症状は改善に向かっていくように感じられます。
ちなみに私が飲んでいるのは アールティールームのルイボスティーです。
株式会社アールティーのルイボスティーは有機栽培されたオーガニック茶葉、それも最高級の「スーパーグレード」のみを使用しているため、高品質で美味しいうえに安心安全です。
また、RTルイボスティー「3週間お試しセット」 は、セット内容が
となっています。
特に 「ルイボスティー・スタンダード (煮出し用) 3g×20包」はルイボスティーが2リットル×20回分ですので、コップ1杯でたったの7円程度と大変経済的です。
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『そのオリーブオイルは偽物です』は日本オリーブオイルソムリエ協会理事長である多田俊哉氏によって書かれた一冊ですが 、この『そのオリーブオイルは偽物です』はオリーブオイル市場の実態を暴いている衝撃的な本です。
現在、店頭で販売されているオリーブオイルの品質にはピンからキリまであり、千円程度で買えるオリーブオイルは偽物であるということは知っていましたが、数千円で売られている一番品質の高いエキストラバージンオリーブオイルも本物かどうかは極めて怪しいことが多田俊哉氏の『そのオリーブオイルは偽物です』を読むと分かってきます。
そのため、多田俊哉氏の『そのオリーブオイルは偽物です』は、オリーブオイル市場の偽装の実態を知るために、そして本物のオリーブオイルを手に取れるようになるために、ぜひ多くの方に 読んで頂きたい一冊だと感じます。
『そのオリーブオイルは偽物です』を読んで衝撃的だったのは、国内で販売されている輸入品のオリーブオイルのほとんどは「偽物」であり、本物はおよそ2割にすぎないという点です。では、なぜ日本で販売されているオリーブオイルのほとんどは偽物なのでしょうか?
まず著者の多田俊哉氏によれば、オリーブオイルの国際規格は、「国際オリーブ理事会(IOC)」が定めており、一番搾りのオリーブオイルは品質が高い順から
となっているそうです。
これらは「バージン・オリーブオイル」と呼ばれており、中でも「エキストラバージン・オリーブオイル 」は最高級です。
さらにバージンオリーブオイルを原料に精製したものは「精製オリーブオイル」と呼ばれ、精製オリーブオイルとバージン・オリーブオイルをブレンドしたものは「(ピュア)オリーブオイル」と呼ばれているそうです。
また二番搾りのオリーブオイルとしては、非食用の「クルード・オリーブポマースオイル」、「精製オリーブポマースオイル」、「オリーブポマースオイル」があると言います。
問題なのは、「国際オリーブ理事会(IOC)」が定めたこれらの国際規格が、偽物を販売する業者に対しては何の意味もなさないという点です。
多田俊哉氏は『そのオリーブオイルは偽物です』のなかで、「IOCが業界の健全化や透明化に取り組むための品質規格を制定しても、それを遂行し運用する側である加盟各国の政府や官僚たちが闇の勢力に取り込まれ、規格基準を運用するための制度整備が叶わなくなってしまったのです」としています。また、
実はオリーブオイルビジネスの裏側では、何十年も前から不正にまみれた世界があることがささやかれていました。一部の生産者や販売業者が、反社会的な勢力と結託、その力を利用しながら品質の偽装をゴリ押しし、粗悪な商品を最高品質と偽って販売する、ということが横行したのです。自らイタリアに住んで「農業マフィア」の不正を暴く活動をしているアメリカ人ジャーナリストのトム・ミューラーは、それが今も続くリアルタイムな出来事であると語っています。(多田俊哉『そのオリーブオイルは偽物です』p13)
とも述べています。
分かりやすく言えば、儲けることを目的にした「農業マフィア」と呼ばれるような人たちが、出来るだけ低いコストで値段の高い偽装オリーブオイルを販売しているという構図がヨーロッパのオリーブオイル市場に存在しているため、当たり前のように質の悪いオリーブオイルが流通してしまっているのです。
そして質の悪い油とは具体的に、
といった「混ぜ物偽装」「アップグレード偽装」オリーブオイルなのだそうです。
また多田俊哉氏はオリーブオイルの販売元を消費者が突き止めるのは難しいと述べています。「自らの畑で採れたオリーブを使って搾る少数の生産者たちを除けば、大量に流通しているオリーブオイルは、オリーブ農家、搾油業者、オリーブオイルブローカー、ボトル詰め業者、そして販売者という分業体制が確立して」いるため、「消費者の立場から見ると、こうした大量生産されたオリーブオイルについては、どこで育ったオリーブが使われ、どこで搾油されたかを調べる手立てはほとんどないと言ってよいでしょう」としています。
さらに 『そのオリーブオイルは偽物です』のなかで、イタリアでは生産量が60万トンなのに対し、輸出量と消費量を合わせた数が108万トンとなっているという事実が提示されており、このことに関して、「「イタリア産」として輸出している量の大半は、輸入オリーブオイルが使われている疑いが濃厚です」と多田氏は述べています。
またボトル詰めがイタリアでなされていれば、そのオリーブオイルに「イタリア産」と明記されていても日本の法律上は問題が無いと言います。
しかも驚くことに、「日本では、オリーブオイルに関しての法規制はかなり緩く、現在のところラベルにどんなことを書いても書きたい放題、直ちに品質偽装に問われることはない」そうで、「唯一の例外は、認証制度の法体系が存在する「有機」表示のみ」だというのです。
そのため店頭に並んでいるほとんどのオリーブオイルが輸入品である日本では、本物の「エキストラバージンオリーブオイル」を買える可能性は極めて低いことが分かります。
では日本では偽装オリーブオイルではなく、本物のオリーブオイルを手に取るのは難しいのでしょうか?
多田俊哉氏は『そのオリーブオイルは偽物です』のなかで、
店に並んでいるのは品質偽装オイルばかりで、素晴らしい品質のエキストラバージンって本当に実在するの? といぶかる声が聞こえてきそうですが、はっきり申し上げましょう! 本当に素晴らしい品質のエキストラバージンオリーブオイルは、実際に少なからず存在します!
しかしながらその割合は多くないことは言うまでもありません。作られるオリーブオイルがすべて最高品質となればこんなに良いことはありませんし、もしそうならば品質偽装もこれほど一般化することはなかったわけですから。 (多田俊哉『そのオリーブオイルは偽物です』p110〜111)
と述べています。また多田氏はオリーブオイルとは「なまもの」であるとし、さらに
多くの生産者は、毎年異なる気候変動の中で、それでも安定した一定の品質と風味を作り出して消費者に提供しようと苦労を重ね、素晴らしい製品を消費者に送り出してくれているのです。そして、その素晴らしい品質に出会えるのは、1年に1度だけ。同じものには二度と出会えません。毎年変わる風味に驚き、過ぎた夏の思い出とともにその風味を楽しむ。それこそがオリーブオイルの楽しみなのです。 (多田俊哉『そのオリーブオイルは偽物です』p110〜120)
としています。
では、オリーブオイル初心者が偽物ではなく本物のオリーブオイルを選べるようになるためには、どのような方法があるのでしょうか?
本物の「エキストラバージンオリーブオイル」を手にするために、価格はそれほど関係ないと多田氏は述べています。その理由は、ほとんどの「エキストラバージンオリーブオイル」は偽物であっても本物と見せかけて、高い値段で販売されているからです(ちなみに本物のエキストラバージンオリーブオイルの価格の相場は500mlでだいたい5000円前後のものが多いです)。
そこで大切なってくるのはまず、<エキストラバージンオリーブオイル>と書かれた高級そうなラベルに騙されず、顔が見える生産者のものを購入することです。多田俊哉氏は『そのオリーブオイルは偽物です』のなかで、
どんな状況でもひたすら品質を追求して、素晴らしい風味のオリーブオイルを作り続ける良心の生産者は少なからず存在します。それを見わけるポイントは、農園名であったり生産者名であったり、あるいはブランド名であったりしますが、これらが特定できれば、間違いのない美味しいオリーブオイルを買い続けることができます。
ちょうどワインや日本酒を選ぶときのように「銘柄」がオリーブオイルでも重要なポイントになると思っていただければよいでしょう。 (多田俊哉『そのオリーブオイルは偽物です』p126〜127)
と述べています。
また氏は「銘柄に詳しくなれる簡単な方法」として、「世界各地で開かれるオリーブオイル品評会の結果発表をチェックすること」を挙げています。
特に多田俊哉氏が理事長を務めている日本オリーブオイルソムリエ協会主催による「OLIVE JAPAN」は、多田氏も本書のなかで述べているように「日本流の厳格で公平公正な審査」を行っているため、「OLIVE JAPAN」の審査結果を参考にして本物のオリーブオイルを選んでみることはおすすめです。
ちなみにすぐに「本物のエキストラバージンオリーブオイル」の風味を味わってみたいという方は 「OLIVE JAPAN」 で2年連続金賞を受賞した「イタリア産、本物のオリーブオイル「コラティーナ」(正式名Monocultivar Coratina Bio)がオススメです。
本物のエキストラバージンオリーブオイル「コラティーナ(Monocultivar Coratina Bio)」
初めて本物のエキストラバージンオリーブオイルを味わってみたい方におすすめの「コラティーナ」。
以上、ここまで長くなってしまいましたが、最後に、著者の多田俊哉氏によれば、本物のオリーブオイルはたったの数滴で魔法のように料理の様相をがらりと変えるてしまうと言いますので、ぜひ、多田氏が書いた『そのオリーブオイルは偽物です』を一読してオリーブオイル業界の実態を把握し、そのことをきっかけにして、本物のオリーブオイルの世界に親しんでみてください。
『値段が高くても本物はごくわずか そのオリーブオイルは偽物です』 多田俊哉 著 小学館 2016年